アムンディ・みらい定期便® 最新の運用状況
アムンディ・アセットマネジメント・US・インク 運用責任者 マルコ・ピロンディーニ チーフ・インベストメント・オフィサー 株式運用ヘッド、ポートフォリオ マネージャー |
2024年9月末現在
株式市場はまちまち、債券市場は底堅く推移
9月の株式市場はまちまちとなりました。日本など軟調な市場があった一方、米国や新興国市場などは上昇する動きとなりました。債券市場は当月をプラスで終えました。ハイイールド債市場は、クレジットスプレッド(国債との利回り格差)が月初に急拡大した後に縮小し、プラスのリターンとなりました。FRB(米連邦準備理事会)が0.5%の利下げを決定し、利下げサイクルを開始したと捉えた投資家の期待が、市場センチメントを押し上げました。加えて、低迷が続く中国経済を後押しする景気刺激策関連のニュースも市場に好意的に受け止められました。米国では、FRBが予想よりも大幅な利下げを発表した当日は株価は下落したもののその後反発し、テクノロジー銘柄などの株式やその他のリスク資産が上昇しました。同じく欧州でも、ECB(欧州中央銀行)が今年2回目の利下げを決定しました。これは、ユーロ圏における経済指標およびインフレデータの鈍化を受けた予想通りの動きとなりました。投資家は今後も金利と資本コストの低下が徐々に進むことへの期待から利下げの動きを好感するなか、欧州株式のパフォーマンスはまち まちとなりました。
慎重姿勢を維持、株式、債券ともにプラス寄与(米ドルベース)
当月、株式への配分では、公益事業や一般消費財・サービスなどのセクターの銘柄や欧州の銀行などがパフォーマンスにプラス寄与しました。一方で、エネルギーなどの銘柄がパフォーマンスの足かせとなりました。当月を通じて市場はグロース株が優勢であったため、当ファンドのバリュー株への偏りが重しとなりました。
引き続き幅広い地域・資産クラスから魅力的なインカム獲得機会を柔軟に活用する方針
現在の世界経済は、1年前のコンセンサス予想と比較して好ましい状態にあると思われます。当ファンドは、グロース株とバリュー株のバリュエーションの差異が依然として過去の水準に比べて大きいことから、市場の変動は継続する可能性があると考えています。また、市場は今後の利下げのスピードに関して過度に織り込んでいる可能性があるとみています。リスク資産の過大なバリュエーション、米国大統領選挙をめぐる不透明感、より複雑化している地政学的リスクに関する当ファンドの現在の見方を踏まえ、ポートフォリオはより慎重な姿勢を維持しています。このディフェンシブなポジションは、株式と債券の両資産クラスで保持していますが、十分なインカム水準は維持する方針です。一方、リスク資産は広いマクロの視点からは割高とみられるものの、当ファンドはミクロの資産クラスレベルで投資機会を見いだしています。また、市場全体のミスプライシングにつながる市場のボラティリティ(価格変動性)の高まりが生じた場合に、それを活用できる体制を維持しています。
ファンドの実質的な運用はアムンディ・アセットマネジメント・US・インクが行います。アムンディ・アセットマネジメント・US・インクは、米国最古の運用会社のひとつパイオニア・インベストメンツ(1928年設立)は、2017年7月アムンディと統合し、アムンディ・アセットマネジメント・US・インクとなりました。世界の様々な資産を投資対象として、経験豊かな運用チームが運用を担当します。
出所:アムンディ・アセットマネジメント・US・インクの情報を基に、アムンディ・ジャパン株式会社が作成。(2024年1月末現在)
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