アムンディ・みらい定期便® 最新の運用コメント
アムンディ・アセットマネジメント・US・インク 運用責任者 マルコ・ピロンディーニ チーフ・インベストメント・オフィサー 株式運用ヘッド、ポートフォリオ マネージャー |
(アムンディ・アセットマネジメント・US・インク)
2024年12月末現在
株式・債券市場ともに全般的に軟調
12月は、主要市場の株価指数の多くが下落したため、世界の株式市場のパフォーマンスは低迷しましたが、グロース株が堅調となり、バリュー株をアウトパフォームする傾向が継続するなど、ばらつきがみられました。米国では、一部のテクノロジー銘柄が堅調なリターンを上げ、これによりテクノロジー銘柄の比率が高いナスダック総合指数は底堅い動きとなりました。しかし、FRB(米連邦準備理事会)のタカ派姿勢が強まり、金利は上昇(債券価格は下落)し、債券市場は弱含みました。FRBは12月に予想通り0.25%の利下げを決定したものの、今後の政策に関する基調の変化は市場センチメントにネガティブな影響を及ぼしました。一方、欧州では、トランプ政権の貿易政策をめぐる懸念と経済成長減速の兆しなどを背景に、株式市場は軟調となりました。ユーロ圏総合PMI(購買担当者景気指数)は経済活動縮小を示す水準にとどまっており、ドイツやフランスは政治的な混乱に見舞われました。日本の株式市場は、日銀による次回の利上げのタイミングをめぐって憶測が飛び交う中、為替は円安に進み、米ドルベースではやや下落しました。
慎重姿勢を維持、株式、債券ともにマイナス寄与
当月は資産配分の大きな変更は行いませんでした。金利が全般的に上昇した月となりましたが、当ファンドの債券のポートフォリオは金利リスクを抑えた運用を行っており、マイナスの影響は限定的でした。イベントリンク債やクレジットの資産担保証券はプラスに寄与した一方、政府系機関発行の資産担保証券はマイナス寄与となりました。株式については、市場の物色の動きがグロース株を中心とした限定的なものとなり、多くの銘柄がマイナス寄与となりました。インカム獲得とバリュエーションの点から、当ファンドのポートフォリオはバリュー株に重点を置く姿勢を維持しました。
引き続き幅広い地域・資産クラスから魅力的なインカム獲得機会を柔軟に活用する方針
市場参加者は、トランプ政権では成長重視の政策が実施されるとみており、同時にコスト上昇や債務負担増大によるインフレリスクをともなうとみています。しかしながら、成長への実際の影響は、トランプ大統領の政策がどの程度実行されるかによるため、当ファンドではより複雑なものになると考えています。FRBは経済データに応じた運営を行い、現在の予想よりも緩和政策は限定的となる可能性があります。これはECB(欧州中央銀行)や他の主要中央銀行に影響を及ぼすとみています。市場をとりまく経済と財政、地政学的リスクが非常に大きいことから、当ファンドは慎重なポジションを継続しています。
ファンドの実質的な運用はアムンディ・アセットマネジメント・US・インクが行います。アムンディ・アセットマネジメント・US・インクは、米国最古の運用会社のひとつパイオニア・インベストメンツ(1928年設立)は、2017年7月アムンディと統合し、アムンディ・アセットマネジメント・US・インクとなりました。世界の様々な資産を投資対象として、経験豊かな運用チームが運用を担当します。
出所:アムンディ・アセットマネジメント・US・インクの情報を基に、アムンディ・ジャパン株式会社が作成。(2024年1月末現在)
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