古江選手×藤川克己

【古江彩佳選手×藤川克己社長 特別対談】ゴルフと資産運用ベストパフォーマンスのカギ

日本から海外に挑戦する古江選手と、日本から世界への投資を啓発するアムンディ・ジャパンの藤川克己代表取締役社長兼CEOが、24年の「アムンディ・エビアン選手権」を振り返り対談。

古江選手×藤川克己

仏資産運用大手のアムンディは2021年から世界女子ゴルフ5大メジャー大会の一つ「アムンディ・エビアン選手権」のタイトルスポンサーを務めている。24年7月に仏エビアンリゾートGCで開催された同選手権では、古江彩佳選手が逆転劇の末に優勝、メジャー初制覇を果たした。日本から海外に挑戦する古江選手と、日本から世界への投資を啓発するアムンディ・ジャパン(東京・港区)の藤川克己社長兼CEOが、24年の同選手権を振り返り対談。その中で浮かんできた「マネジメント」や「安定性」「独自調査」などゴルフと資産運用に共通するキーワードからベストパフォーマンスのカギを探る。

自分を信じる心が生んだ 逆転劇でメジャー初頂点

藤川:
まずは、アムンディ・エビアン選手権での優勝、おめでとうございます。女子のメジャー大会で日本人が栄冠に輝くのは古江さんが史上4人目。改めて優勝できたポイントをお聞かせください。

古江:
選手権最終日は2位タイでスタートし、調子はそこそこでした。でも前半でバーディーがなかなかとれず、他の選手がスコアを上げる中、一時は諦め気分にもなりました。優勝できたのは、自分を信じ最後まで集中力を失わずにプレーできたからだと思います。

藤川:
4番ホール以降、確かにボギーやショートホールでのバンカーなど苦しいゴルフだったようにも見えました。いかに自分を鼓舞されたのですか。

古江:
あの時はキャディーの「まだこの先、分からないよ」という一言に救われた気がします。その言葉を耳にして、もう一度自分を信じる気持ちになれました。キャディーの彼とはこの3年間、ずっと一緒に試合を戦ってきた間柄だからです。

古江彩佳 2000年生まれ。19年の「富士通レディース」で史上7人目となるアマチュア優勝を果たす。 アムンディ・エビアン選手権には21年に初出場し4位、24年優勝し、メジャー初制覇。

藤川:
逆転優勝を決めた最終18番のロングホールでのイーグルはどんな思いでしたか。

古江:
相手(S.キリアコウ選手)は3打目でグリーンに乗せ、バーディー狙いだったので、イーグルが必須。そう自分に言い聞かせ、先手を打ち勝負に出ました。5メートル弱のパットでしたが、よく入ったなと思います。

藤川:
アムンディ・エビアン選手権ではメジャー化以前、小林浩美さん(1977年)と宮里藍さん(2011年・2009年)が優勝されています。お二人とはコンタクトされていますか。

古江:
小林さんは現在、日本女子プロゴルフ協会会長でもあり、試合に参戦する度、ご挨拶しています。宮里さんにもよくお声がけいただいており、海外での挑戦をお二人がすごく応援してくださったことに感謝しています。

藤川:
アムンディがタイトルスポンサーになったのは2021年です。古江さんがこの選手権にデビューし4位に入賞したタイミングと重なります。女子スポーツへの長期的支援にアムンディが乗り出したのは、多様性と平等に対する信念からに他なりません。賞金も男子トーナメントの水準に近づけようと段階的に増額し、「アムンディ・ウィメン・タレント・プログラム」も創設、女性や若手の才能支援にも積極的に乗り出しています。

古江:
ご支援には感謝しています。企業がサポートしてくださるので私たちも選手権を戦えます。選手権の舞台であるエビアンリゾートGCは、私の好きなコースの一つです。傾斜やアップダウンは多いですが、周囲の欧州の街並みが美しく、コースの外に一歩出るだけでリフレッシュできます。

藤川克己 アムンディ・ジャパン 代表取締役社長兼CEO 1989年神戸大学経営学部卒業。バークレイズ証券入社。2012年ブラックロック・ジャパン取締役。 21年アムンディ・ジャパン副社長、23年から現職。

ゴルフも資産運用も、「安定性」と「独自調査」がベストパフォーマンスのカギ

藤川:
古江さんが海外で得たことや、ゴルフで大切にされていることは何でしょう。

古江:
正直、海外でプレーするなど当初は夢にも思ってはいませんでした。初の海外参戦は21年ですが、振り返れば、そこで存分にプレーでき、結果を出せたことが大きかったと思います。それが自信となり、次なる目標へとつながっています。

ゴルフで大切にしているのは安定性(正確性)ですね。練習量は大事と考えており、試合後もいつも練習してから帰ります。その繰り返しで自然と体力もつき、ゴルフの安定性やコンディション把握などセルフマネジメントにも役立っています。

コースマネジメントに関しては毎回朝、ピンポジションを確認するようにしています。ピンの位置から逆算してフェアウエーのどこに打てばいいかや、絶対打ってはダメな場所を考え、ティーショットしています。

試合前の練習ラウンドでは9ホールしか回らない選手が多い中、私は18ホール全てを回り、コースの感触を自分で確かめ、事前の独自調査を欠かしません。

藤川:
ゴールをまず決めて、次にリスクを考える。事前に多くの独自情報を仕入れ、不測の事態に備える。そんなアプローチは資産運用の世界と実によく似ているなと感じます。

パリに本拠を構えるアムンディが日本進出を決めたのは、欧州で培った資産形成の知見を日本のお客さまに役立てたいという思いや、日本のマーケットが中長期的な投資先として有望との判断からです。今は欧州No.1、世界トップ10にランキングされる資産運用会社ですが、先行き不透明な環境でパフォーマンスを常に上げる難しさは、ゴルフに通じる部分がある気がします。

資産運用は英語で「アセットマネジメント」ですが、ゴルフの世界でも「マネジメント」は、勝敗を左右する大きなカギといえますからね。

※インベストメント・ペンション・ヨーロッパによる資産運用会社トップ500社(2024年6月版)

アムンディ・グループCEOヴァレリー・ボッドソンが古江彩佳選手に優勝カップを授与

▲アムンディ・グループCEOヴァレリー・ボッドソンが古江彩佳選手に優勝カップを授与

目標は連覇 信頼築き成果につなげる

藤川:
アムンディは信頼されるパートナーとしてお客さまと社会のために行動するのをモットーにしています。我々には、ベストなパフォーマンスをお客さまに発揮してもらうお手伝いをする役目と、お客さまの委託を受け、プレーヤーとしてパフォーマンスの発揮に努める両面があると思っています。古江さんはキャディーの方と信頼関係をどう構築されていますか。

古江:
試合ではクラブ選択などで迷うこともあり、キャディーとはよく話し合うようにしています。キャディーの判断に従い、結果的に間違いだったとしても、決断したのは自分なので責めるようなことはしません。

藤川:
さすがはプロですね。もう一つお聞きしたいのは、ゴルフの世界に限らずだと思いますが、世界にチャレンジするメリットをどうお考えですか。

古江:
知らない世界を知ることができるのが最大のメリットだと思います。海外参戦を通じて多くの国を訪れ、様々な人に出会えたのは貴重な経験で、まだ若くしてそれができる自分は幸せだと感じます。

藤川:
我々のような外資系金融機関が日本で業務を担うのも、世界にチャレンジする姿勢であり、日本のお客さまにより多くの資産運用の機会をご提供していきたいと考えています。
最後に今年の抱負をお聞かせください。

古江:
昨年は海外メジャーで優勝でき、最高の一年でした。とはいえ、国内外で参戦した試合で上位につけたものの、優勝を逃したケースは少なくありません。やはり勝ち切ることが大事で、まずは1勝を目指し、その上で複数回優勝へとつなげていきたい。アムンディ・エビアン選手権でももう一度、優勝を目指したいですね。

藤川:
アムンディも常に新たな挑戦を続けています。NISA(少額投資非課税制度)の拡充などもあり、若い世代の間で今、投資への関心が高まってきています。アムンディとしても、既存のインデックスファンドから一歩踏み込んだ個性ある商品としてアムンディ・インデックスシリーズの提供を昨年から開始しています。投資初心者の方にもわかりやすく、全てのお客さまに喜んでもらえるインデックスシリーズの拡充に引き続き努めます。

今年のアムンディ・エビアン選手権では私も現地に出向く予定です。連覇を目指す古江さんの活躍を期待しています。

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※日経電子版広告特集に2025年1月31日~2025年3月2日まで掲載したものです。
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