スチュワードシップ責任を果たすための方針
アムンディ・アセットマネジメント(以下、アムンディ)は、設立来、責任投資を運用方針の原則としています。アムンディは責任投資原則(PRI)創設時からの署名機関です。
アムンディの責任投資へのコミットメントは、サステナブルな社会の実現にむけて投資家と企業が果たすべき責任への信念、そして企業の⻑期的な財務パフォーマンスにおいてESG がポジティブなインパクトを及ぼすことへの信念に基づいています。
責任ある金融機関としてのアムンディのコミットメントのもと、アムンディ・ジャパン(以下、当社)は、投資先企業の持続的成⻑を促しつつ、顧客・受益者の中⻑期的な投資利益の拡⼤を図ることを⽬的として、「責任ある機関投資家」の諸原則<日本版スチュワードシップ・コード>の全7 原則について、2014年5月21日に受け入れを表明しました。その後、2017年5月の<日本版スチュワードシップ・コード>の改訂を受けて、2017年9月29日付で、当社の「責任ある投資家」としての取り組み方針を大幅に改訂いたしました。2020 年3月24日に確定されたスチュワードシップ・コード再改訂版の内容を踏まえ、2020年4月15日付で当社の方針を再改訂いたしました。
当社は、スチュワードシップ活動を推進するための組織として、2015年4月にESGリサーチ部を新設(2022年10月に責任投資部に改称)、また活動を責任投資および運用部門において横断的に推進するための会議体としてスチュワードシップ推進会議を設けました。また、従前よりESGに関しては、パリ本社の責任投資部門と緊密に連携を取り、グローバルな視点での評価を企業との対話に取り入れることを行っています。このように当社では、社内外の知見を最大限に活用し、質の高いスチュワードシップ活動に取り組んでおります。
なお、アムンディは、2018年10月、顧客および受益者への受託者責任の一貫として、責任投資に関するコミットメントを強化するため、2021年に向けた意欲的な3か年のアクションプランを発表し、 ESG 基準を運用プロセスと議決権行使の方針の主軸に組み込みました。また、2021年12月に発表した社会および気候に対する新たなアクション・プラン(ESG Ambitions 2025)を通じ、投資ソリューションへのESG統合をさらに深化させ、持続可能な発展に向けた資産運用商品の提供にいっそう注力するとともに、自身のESGへのコミットメントを社内の目標に反映し、さらに前へと進みます。
(当社の方針)
当社はインベストメント・チェーンを担う一員として、投資先企業の状況把握においてサステナビリティを考慮し、認識共有に基づく建設的な対話(エンゲージメント)、議決権行使により、資本市場を通じた企業の持続的な付加価値創造を促し、受益者のために企業価値向上を支えるという方針を堅持します。
当社は、企業のサステナビリティにおいて、財務のみならずESGへの適切な対応が不可欠だと考えます。ESGを運用戦略に統合するにおいては、独自のESGレーティングを適宜参照します。また議決権行使方針においてESGを考慮します。
(スチュワードシップ推進会議)
当社は、運用本部が所管する運用戦略におけるスチュワードシップ活動を横断的に推進するために、スチュワードシップ会議を設けています。当会議は最低四半期毎に開催し、チーフ・レスポンシブル・インベストメント・オフィサー(CRIO)、最高運用責任者(CIO)、株式運用部、責任投資部の全員の参加のもと、議決権行使を含むエンゲージメント活動とその成果の共有及び戦略間相互の活用を促し、スチュワードシップ責任を果たすための活動の幅を広げ経験の蓄積を図ります。
(活動の報告)
CRIO は、年1回、スチュワードシップ活動の総括と自己評価について、エグゼクティブコミッティー(EXCO)及び取締役会に報告します。
(活動の公表)
当社は、年に一度、前年度のスチュワードシップ活動の概要と自己評価の結果をスチュワードシップレポートにまとめ、ホームページ上に開示します。
当社は、スチュワードシップ活動を行う上で、とりわけ議決権行使において、当社とグループ内の企業との間、当社を含むグループ内企業と重要取引先との間で利益相反が生じる可能性があるため、議決権行使における利益相反の管理方針を設けています。
(議決権行使における利益相反の管理方針)
議決権行使においては、責任投資および運用部門で構成される議決権行使委員会が、開示された議決権等行使方針および国内株式議決権行使ガイドラインに則り、利益相反が生じる可能性がある投資先企業に対しても、通常の投資先企業と同様に行使判断を決定します。
コンプライアンス部は、委員会の議決権行使が適正に行われたかを確認します。
当社は、投資先企業の持続性と企業価値向上に資するために、企業を取り巻く事業環境を踏まえた上で、投資先企業の状況の適切な把握に努め、以下の項目等について把握します。
経営のサステナビリティ
ビジネスモデルの強みと持続可能性
ビジネスモデルの持続可能性強化にかかわる統合的な経営戦略
ステークホルダーの利益が保全・伸長されるコーポレートガバナンスの構築
当社は、投資先企業の持続性と中長期的な企業価値増大に資するために、以下の視点等を重視し、当該企業と認識の共有を図るとともに問題の改善に努めます。
戦略
ガバナンス
パフォーマンス管理
ディスクロージャー
当社は、投資対象企業との対話に当たって、未公開の重要事実の取得を目的としていせん。未公開の重要事実を受領した場合、当社の役職員は社内規程等に従い、直ちに法人情報管理責任者に伝達するとともに、売買の指図を停止するなど必要な対応をとります。
アムンディは、以下の協働イニシアティブを支持しています。
責任投資
環境
社会的課題
ガバナンス
当社は、以下の協働イニシアティブを支持しています。
当社は、必要に応じ、他の機関投資家と協働して対話を行います。
(議決権行使の原則)
当社は、投資先企業との対話に加え、適切な議決権行使が責任ある投資家の受託者責任として必要不可欠であると考えます。議決権行使においては、コーポレートガバナンスの重要性を認識し、投資先企業のサステナビリティと、長期的な株主利益の最大化を目指すことを通じて顧客・受益者の利益を図ります。経営権の取得や、顧客・受益者以外の第三者の利益を図る目的で、議決権を行使することはありません。
(議決権行使委員会)
議決権を適切に行使するため、責任投資および運用部門で構成される議決権行使委員会(以後「委員会」)を設置します。委員会はCRIOを委員⻑とし、CIO、株式運用部各戦略ヘッド、責任投資部⻑で構成します。委員会は、当社受託資産およびファンドで適用するべくアムンディの議決権等行使方針を受入れるとともに、本邦発行体の議案に関する実務基準として本部で議決権を所管する部署との協議を経て取りまとめる国内株式議決権行使ガイドラインの確認を行います。アムンディの議決権等行使方針および国内株式議決権行使ガイドラインに照らし別段の判断を要する場合、当該議案について行使内容を決定します。委員会は、年1回、社⻑その他関係者に、過年度の議決権行使状況について報告します。
(議決権等行使方針)
当社は、アムンディが表明する責任投資の基本理念のもとでグループが規定する議決権等行使方針を受入れ、同時に、本部で議決権を所管する部署と協議のうえで、本邦発行体の議案に関し、国内の法制度、コーポレート・ガバナンス・コードの趣旨等を反映するべく、議案を類型化したうえで、それぞれに適切な判断項目を国内株式議決権行使ガイドラインに取りまとめます。委員会で受入れ、確認を行ったアムンディの議決権等行使方針および国内株式議決権行使ガイドラインを原則としてすべての議案に適用します。議決権等行使方針および国内株式議決権行使ガイドラインはホームページ上に公表します。
(議決権行使の範囲)
当社は、全ての投資先企業※に対し議決権を行使することを原則とします。外国株式に係る議決権等の行使については、当該国の実情及びプロダクトまたはファンドの商品性等に応じて、議決権行使の対象を決定し、その指図を行います。
(議決権行使内容の決定)
個別の議案に関する行使内容の決定は、原則、アムンディの議決権等行使方針ないし国内株式議決権行使ガイドラインを当てはめる作業であり、当社は、当該プロセスを議決権行使委託契約に基づき、アムンディに委託します。アムンディが、個々の議案が議決権等行使方針および国内株式議決権行使ガイドラインに照らし、賛否等が明白でないと判断した場合、当社は委員会を開催し、かかる議案を討議し行使態度を決定します。委員会事務局は、意思決定の理由を記録します。
(議決権行使結果の開示)
当社は、「議決権行使結果(四半期)」を作成し、全ての議決権行使結果について、議案の類型ごとの集計に加え、個別の投資先企業の議案毎の行使結果及び判断の理由について総会開催後翌四半期にホームページ上に公表します。加えて、スチュワードシップレポートに、年度毎の議決権行使結果を類型ごとに集計して示し、概況説明に加え、投資先企業と実施した対話の例を記載します。
顧客に対しては、指定される様式に従い保有銘柄の議決権行使における詳細を報告します。議決権等行使方針、国内株式議決権行使ガイドラインおよび議決権行使結果に関してお問い合わせをいただいた場合には、都度適切な形で説明いたします。
※貸し株については、現時点では日本株に関して当社は限定的な範囲でのみ実施しておりますが、将来的に対象が拡大した場合には、制約が許す範囲で返還を求め、議決権を行使する等の対応を検討することといたします。
《議決権行使に関するお問い合わせ先》
bg_proxyvoting_tokyo@amundi.com
(日本における活動について)
当社では、原則5に記載の議決権行使結果に加え、スチュワードシップ活動の概況を記載したスチュワードシップレポートを年度毎に作成し、ホームページ上に公表します。
(グローバルの活動について)
アムンディは、エンゲージメントレポート(Engagement report)、スチュワードシップレポート(Stewardship Report)、議決権行使レポート(Voting Report)等をホームページ上で開示しています。※Amundi Asset Managementのサイトへ移動します。
(実力養成)
当社はスチュワードシップ推進会議において、投資先企業の状況把握やエンゲージメント、議決権行使などスチュワードシップ活動の経験や、アムンディの責任投資部門との協業を通じたリサーチや活動成果を蓄積、共有していきます。また、エンゲージメントを行う投資先企業からのフィードバック、社外の調査会社とのベストプラクティスに関する意見交換、関連する様々な組織への参画などにより、他の投資家や企業などとともに私たちの実力の向上を図ります。
(自己評価)
スチュワードシップ責任に関する活動については、毎年、コードの各原則(指針を含む)の実施状況についてスチュワードシップ推進会議において自己評価を行います。CRIO は、自己評価の結果を社外から得られたフィードバックを踏まえてEXCO及び取締役会に報告します。活動の自己評価はスチュワードシップレポートに公表します。
(経営陣によるスチュワードシップ活動の推進)
当社の経営陣は、グループ全体の方針やスチュワードシップ活動の自己評価等を踏まえ、スチュワードシップ責任を適切に果たすために必要な組織構築および人材育成を推進します。
ご留意事項
(更新日:2024年12月13日)
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・ 当ページは、アムンディ・ジャパン株式会社(「当社」)が日本の居住者の皆様を対象として設定・運用を行う国内投資信託の情報提供を目的として、当社が作成したものであり、法令等に基づく開示書類ではありません。また、当ページに含まれるいかなる特定の金融商品取引の勧誘を目的とするものではありません。 ・ 当ページは、信頼できると考えられる情報に基づいて作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。 ・ 当ページに記載されている運用実績等に関わる数値・グラフ等はあくまでも過去の実績であり、将来の運用成果等を示唆または保証するものではありません。また、手数料・税金等を考慮しておりませんので、実質的な投資成果を示すものではありません。 ・ 当ページに記載されている内容・数値・図表・意見・予測等は作成時点のものであり、将来の市場動向、運用成果を示唆・保証するものではなく、予告なしに変更される可能性があります。 ・ 投資信託は、株式など値動きのある有価証券(外貨建資産には、当該外貨の円に対する為替レートの変動による為替変動リスクもあります。)に投資しますので、基準価額は変動します。投資元本が保証されているものではありません。投資信託の基準価額の下落により、損失を被り投資元本を割り込むことがあります。投資信託の運用による損益はすべて投資者の皆さまに帰属します。 ・ 投資信託は預金、保険ではなく、預金保険機構および保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。また、登録金融機関を通じてご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の保護の対象とはなりません。 ・ 投資信託のお取引に関しては、クーリング・オフの適用はありません。 ・ 投資信託の取得のお申込みにあたっては、販売会社よりお渡しする投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断ください。
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