12、つくる責任つかう責任
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東京の下町で一人暮らしをはじめてからしばらくしたころ、「ご自由にお持ちください」という張り紙付きの段ボールを軒先に出している家がちらほらとあることに気づきました。本、洋服や靴、雑貨など、中身もいろいろ。変化球では敷地内でとれた果物が入った箱も。 のどかな街だなぁとほっこりするままに暮らすこと数年、気づけば「好きだけど使わないモノ」たちが家の中を圧迫するように。そこで思い切って私も「ご自由に箱」デビューしてみることにしました。

朝8時ごろに箱を出して、めったに出番のない食器、増えすぎて置き場に困っている観葉植物や収納に入りきらない花瓶、似合わなくなったバッグや洋服を、なくなったら足す方式で少しずつ出していきました。もらってもらえるのか不安でしたが、午後早めの時間には無事に全部なくなりました!部屋がすっきりしたことはもちろん、捨てるのではなくリユースにつなげられたことがととても嬉しかったです。また、見えないご近所の輪に少し混ぜてもらえたような気持ちにもなれました。

環境や社会を意識してサステナブルな視点で本当に必要なモノを選び、長く使っていくのが理想ですが、生活や体型の変化でどうしても合わなくなってしまったものは、これからもなるべくリユースしていきたいと思います。


審査番号:2253322