住めば都という言葉がありますが、住み慣れたまちには愛着があるものです。まちには、住居だけでなく、交通機関や電気・ガス・水道などのインフラ、地域社会・人とのつながりも含まれます。今まで築いてきた住環境は「暮らし」そのものであって貴重な財産であり、一朝一夕に得られるものではありません。
目標11 住み続けられるまちづくりを には、人とのつながりに関わる課題が含まれています。都市が抱える貧富の差や、女性、子ども、お年寄り、障がいのある人が犠牲になるリスクが高い、などの難しい問題を抱えているのです。
そして災害が起こってしまった時、いのちをつなぐには助けあいが必要です。いざという時でも、お互いを尊重して助けあえる関係を築いていくことが重要ですね。
この大切な私たちの暮らしを突然大きく脅かすものとして、地震や豪雨などの自然災害が思い浮かびますが、それだけではありませんでした。
残念ながら2022年は歴史に残る年になってしまいました。国同士の紛争によって多くの街が破壊され、たくさんの命が奪われることは、決してあってはならないことです。複雑で難しい問題が背景にあるとはいえ、このような危機も、「お互いを尊重して助け合う関係」を築くことができればきっと避けることができると願っています。
数年前に広島で被爆者の方が子供たちにお話しされるのを伺う機会がありました。
「平和は、となりのひとに優しくしてあげることで築かれる」
微力かもしれませんが、私たち一人一人の日々の行動で、平和で幸せに住み続けられる世界を築いていきましょう。
審査番号:2193953