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「働きがいも経済成長も」と題したゴール8。“働きがい”は英語ではどう言うのか、原文を確認すると「Decent Work」とありました。Decent(ディーセント)は辞書では「適切な、ふさわしい」。ゴール8は、すべての人に完全かつ生産的な雇用の機会を提供することを目指していて、そこに「働きがい」という日本語があるとゴール8のマークの矢印が、より力強く見えてくるのは私だけでしょうか。
どのような仕事でも「いやいや働く」よりも「やりがいを感じて働く」ほうが「経済成長」にもつながるのではないかと期待したいところでもあります。
ふと思い出すのは、求人情報誌のCMだったでしょうか、ピンクのほら貝の形をした「ヤリ貝(やりがい)」がスーツの男性の背中に生えてて、コミカルなシーンとともに「大きくしたいあなたのやりがい」というキャッチコピーが流れていました。このCMで「働くこと」は楽しく前向きなことに感じられました。世界中の働く人々の背中にもピンクの貝が生えているような、そんな時代になりますように。
審査番号:2111103