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世界的に年々加速する子どもへの教育熱。かくいう私もそのひとりで、まだ幼い我が子にいろいろと無理を強いてきたのではないかと考えていたところ、昨年我が子が入会した書道教室で、私も一緒にペン字を学ぶことにしました。字のお教室に通うのは約30年ぶり。我が子と同じく私も生徒のひとりとして学ぶことで、子どもは「親からやらされている」という気持ちや、私自身も「教えてあげている」という考えが皆無になる貴重な時間です。
SDGs4の目標である「質の高い教育をみんなに」では、特に途上国において十分な教育が受けられない子どもが多いことが取り上げられる傾向にあります。日本で暮らす私たちは、どうしても「先進国の大人が途上国の人々を救ってあげる」という自負心めいたものを持ちがちですが、「誰一人取り残さない」グローバル社会を実現するためには、途上国の環境を学び理解した上で、「ともに生きていく」という姿勢が必要なのかもしれませんね。
審査番号:2028427