アムンディは、生活賃金、児童労働、栄養不足の解 決、食品廃棄との闘いなど、すべての人に関わるト ピックを特に重要視しています。
世界の人口が急増していることを踏まえると、いかに、今以上に環境に負荷を与えることなく、すべての人に十分な食糧を供給するかは、現代にとって大きな課題の一つとなっています。
食品業界は2050年には97億人に対して食糧を供給しなければなりません。[1]そのとき、世界の人口は、量とともにより高い質を求めるものと見込まれています。食糧に対する需要は、発展途上国で大きく、消費が人口の伸びに追随するばかりか、それを上回るペースで増加しています。
世界資源研究所によると、地球上のすべての人に30年以内に十分な食糧を提供するには、食糧生産を56%増加させる必要があります。[2]農法や経営の効率化を考慮に入れても、それは驚異的な量です。
ただし、食糧生産を増やす「だけ」では十分でありません。廃棄する食品の量を削減する必要もあります。国連の報告書[3]によると、毎年約100億トンの食糧が廃棄されており、そのうちかなりの量が不適切な貯蔵によるものとされています。
例えば、特定の遺伝子を改変するなどして果物や野菜の保存可能期間を延ばす技術を持った企業は、食品業界に革命を起こす可能性があります。とはいえ、バイオテクノロジーは革命を起こす一つの要因にすぎません。サプライチェーンの短縮、需要予測の改善、食品廃棄物に対する姿勢の全般的な変化も同様に重要です。
アムンディ・グループは創設以来、環境保護と社会的な公正を提唱しています。食品廃棄は、格差との闘いとも考えられます。私たちは、欧州有数の資産運用会社として、より良い世界を実現することにフォーカスしており、この分野における取り組みを支持しています。
全世界の食糧生産量は年間39億トンです。
そして毎年、その3分の1を廃棄しています。
アムンディは、生活賃金、児童労働、栄養不足の解決、食品廃棄との闘いなど、すべての人に関わるトピックを特に重要視しています。さらに、「社会的不平等は、経済成長を阻害し、社会的、経済的、制度的な回復力を低下させます。それは、同時に社会政治的不安定性を示す尺度でもあります。[4]
これが、顧客それぞれの投資目的を非財務面での目標に整合させられるような運用ソリューションをアムンディが提供する理由です。例えば、アムンディが100%を保有するCPRでは、食糧生産と供給が十分に持続的におこなわれることを実現させる企業に対する投資を行っています。
CPRは、「持続可能性に向けた投資アプローチを通じて、地球環境と人権を常に尊重し、食品バリューチェーンを構成する企業が十分な量と質を備えた食糧の供給を行うための開発と実用化をサポートすることに努めています。」と述べています。
「フード・フォー・ジェネレーション」戦略を例に取ると、CPRの狙いは、全世界の食糧バリューチェーンへの投資を通じ、複数の成長ドライバーにエクスポージャーを持つことです。そして、持続可能性に対する取り組みのもので、地球資源を保全しながら世界の人口を養うという課題に投資を通じて挑むためのソリューションを提供しています。
世界の食糧危機との闘いに投資家が参加するときが来ました。アムンディをはじめとした資産運用会社は、これをリードしています。
出所:国連食糧農業機関
[1] https://www.un.org/development/desa/en/news/population/world-population-prospects-2019.html
[2] https://www.wri.org/our-work/topics/food
[3] https://www.unep.org/resources/report/unep-food-waste-index-report-2021
[4] CPRアセットマネジメント、2021年1月31日時点。
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文書作成日:2021年3月18日
文書番号:1810565