「責任投資の状況」2025年の主要な注目分野
アムンディは、2025 年 1 月 16 日に「責任投資の状況(2025 年版)」 を発表し、今後のサステナブル‧ファイナンスを形作る主要なトレンドとして、責任投資に対するフローの正常化、エネルギー転換に向けた動きと加速、実社会にインパクトをもたらす⾦融商品の需要の高まり、規制の国際的整理の必要性を挙げました。
この⾒通しについて、アムンディのチーフ‧レスポンシブル‧インベストメント‧オフィサー、エロディ‧ロジェルは次のように述べています。
![]() | アムンディ チーフ‧レスポンシブル‧インベストメント‧オフィサー 今後数年間は、持続可能で包括的な低炭素経済に移⾏するうえで極めて重要な時期となります。クリーンエネルギー技術への投資は化⽯燃料関連支出を大幅に上回っており、現在、化石燃料への 1 ドルに対して、ほぼ2ドルがクリーンエネルギーに投資されています。この勢いは今後も続くと予想されます。クリーンテクノロジーの開発は、今や競争⼒や主権の問題となっており、エネルギー移⾏に失敗した場合の多⼤なコストを回避するためにすべてのステークホルダーが協調して果敢に⾏動することが求められています。このように状況が進展するなかで、責任投資市場は 2024 年に落ち着きを取り戻し、規制当局の監視が強化される中で深化したと言えます。2025 年を迎え、投資家としてトランジッションのなかにある投資機会を捉えるうえでは、実社会にインパクトをもたらす戦略に着目することが大切になるでしょう。 |
2025 年に注⽬すべき主な分野
2023 年にはクリーンエネルギーが世界に3200 億ドルの経済効果をもたらし、投資⾦額は 2:1 に迫る⽐率で化⽯燃料を上回りました。価格競争⼒の差が広がり、この⽐率は今後も拡大を続けると予想されます。
先進国でのクリーンエネルギー開発に残る障壁を克服し、新興国への投資拡大に道筋をつける必要性があることから、クリーンテクノロジーへの投資は政策パッケージを通じて継続的に推進されることが⾒込まれます。
気候変動の影響はますます深刻化し、企業のバリューチェーンに影響を及ぼすため、対策を怠ることはありえなくなっています。気候変動、生物多様性、健康、⾷糧、⽔といった相互に関連する環境および社会的な危機は、多くのビジネスモデルをリスクにさらします。
政治的な問題となっているにもかかわらず、投資家の 54%がポートフォリオにおける責任投資への配分を増やすつもりであると回答しており、ニーズは依然高いものと考えられます。
実社会への具体的なインパクトをもとめる動きのなかで、2025 年には、グリーンボンドやネイチャー‧デット‧スワップ、種々のインパクト投資などを含めて画期的な⾦融ソリューションへの需要が高まるものと思われます。
生物多様性や社会面の諸課題、現実社会の変化に焦点を当てる新たな評価基準によって持続可能性の枠組みが強化され、気候変動ストレステストを含むリスク管理評価の改善につながることが期待されます。
顧客は一様ではなく、多様なニーズがあることを考慮にいれ、⾦融商品を販売するうえでの実務上の要請をきちんと踏まえることが、投資家が実際に持続可能性に関する考え方を反映させるうえで極めて重要となります。
複雑な規制をきちんと整理し対応しやすくすることでサステナビリティ‧ファイナンスに対する投資家の理解が⾼まりハードルが下がります。これが、最終的に責任投資プロダクトへのアクセスを拡⼤するために不可⽋な要素となります。
各国の規制がばらばらに進む中で、企業や⾦融機関においては、これらの遵守をする上での負担を下げるために国際的なアラインメントと相互連携に焦点があたるものと思われます。
責任投資ソリューション
アムンディは機関投資家および個人投資家のお客さまに、ESGファクターを投資判断に組み入れた幅広いファンドに加え、テーラーメードの責任投資のソリューションを提供します。
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