AWNJ

アムンディ・ウイメンズ・ネットワーク・ジャパン
アムンディのエクイティ、ダイバーシティ&インクルージョンへの取り組み

Amundi Women’s Network (AWN) は2017年にパリで設立され、ジェンダーの公正とダイバーシティに関する認識向上を目指しています。アムンディ・ジャパンでは2022年にAmundi Women’s Network Japan (AWNJ) を発足し、全スタッフを対象に女性のキャリア向上を図るコミュニケーションネットワークを構築しています。2023年8月からは資産運用業界の女性活躍推進を後押しする「Asset Management Women’s Forum」にも参画し、活動の輪を広げています。

2024年11月26日、AWNJは「Road to Gender Parity ~ Let’s make change happen together」(ジェンダーの公正への取組み ~共に改革を)というテーマでジェンダーの公正とダイバーシティの推進を目的とした社内イベントを開催し、アムンディの責任投資部長、羽川貴弘および代表取締役社長兼CEO、藤川克己が登壇しました。羽川から日本の女性活躍に対する現状・課題を踏まえたアムンディの活動を紹介するとともに、藤川からはアムンディ・ジャパンの女性活躍における課題を共有、参加した社員から更なる女性活躍推進のための提案や質問など、活発な議論が行われました。

羽川は、日本の女性活躍推進における現状の課題を指摘、その上で、アムンディ・ジャパンの取り組みの一つとして30%クラブの活動を紹介しました。日本は女性の労働参加率が上昇する一方で、女性役員比率や、男女間の賃金格差がG7諸国の中で最も高いなどの課題があります。このような課題の背景には、育児分担のアンバランス、年功序列型の賃金制度などがあると考えられています。日本政府は2030年までに女性取締役比率を30%に引き上げる目標を設定していますが、依然として女性役員がゼロという企業も少なくありません。

アムンディは、企業の持続的成長にとってジェンダーの公正は重要な課題の一つと捉え、積極的な活動をおこなっています。その一つとして、協働エンゲージメントという形で、他の機関投資家とともに、企業へ働きかけを行っています。その基盤となるのが「30%クラブ*」の投資家ワーキンググループです。日本の30%クラブは、TOPIX100の取締役会に占める女性割合を2030年までに30%に引き上げることを目標として、当社をはじめ、計33の日本のアセットオーナーおよびアセットマネジャーが参加しています。

藤川は、当社は社員の半数弱が女性であり、一定のダイバーシティが確保されている一方で、女性管理職比率に改善の余地があると指摘しました。こうした状況の改善には、ダイバーシティは重要な経営課題であることを全社員が認識すること、心理的安全性が確保された職場作りの重要性を改めて強調しました。

アムンディのブランドメッセージ、「Trust must be earned」は、「お客さまにとっての最善を追求する」という経営理念を日々実行することによってお客さまとの信頼関係構築を目指すものですが、社内の信頼関係があってこそ実現できるものであると考えています。
今後もAWNJは、エクイティ、ダイバーシティ&インクルージョンの推進に向けた活動を継続し、従業員一人一人が活躍できる職場環境の実現を目指して参ります。

*30%クラブ 取締役会や管理職のジェンダーの多様性を高める活動に取り組んでいます。FTSE 100企業の取締役会における女性の割合を最低30%にすることを目標として2010年に英国で設立され、この目標は2018年9月に達成されました。この30%クラブの取り組みは日本を含む世界の多くの国に広がっています。詳細はhttps://30percentclub.org/chapters/japan-2/をご覧ください。

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