投資する商品についてより多くのことを知りたいと考える投資家は増えています。選んだ投資対象が環境に有害ではない、あるいは社会の不平等に加担していないことを確かめたいからです。

これが、EGSのパイオニアであるアムンディが、2018年にあるコミットメントを発表した理由のひとつです。それは、アクティブ運用の全オープンエンド型ファンドに対して2021年末までに100%ESG基準の導入を目指すこと、そして環境や社会へインパクトを与える投資を200億ユーロ超に拡大することです。

このコミットメントをわずか3年で実現するには大規模な協力が必要です。ティモシー・ジョランはアムンディのESG開発提案責任者として、この目標を実現できるように有意義な協力体制を構築する上で大きな役割を果たしています。

ジョランと彼のチームは、大手企業に加えてケンブリッジ大学を構成するクレア・カレッジやオックスフォード大学の一部であるコーパス・クリスティー・カレッジなどの著名な大学から、世界銀行グループまたは欧州投資銀行などの国際的な開発銀行に及ぶ幅広い機関と提携しています。

「これは、コンセプトから具体的なソリューション、具体的なプロダクト、時には具体的なプログラムに入り込んで考えるということです。成功するパートナーシップに決まったレシピはありません。前進するためには、前向きな心構えが常に必要です。」とジョランは説明します。

アムンディとパートナーは3つの主要分野である革新的なソリューションの開発、戦略的な助言、そしてESG投資を主流にすることに焦点を当ててきました。
 

革新的なソリューションの開発
ジョランはESGの革新的なソリューションの開発を推進するため、測定可能な成果を社会にもたらす優れた投資ソリューションを推進するパートナーシップの構築に重点を置いてきました。世界銀行グループのIFCとの将来性のあるパートナーシップを例に挙げ、アムンディはこのパートナーシップを締結し新興国からのグリーンボンド発行を支援する包括的な市場開発プログラムの実現を目指していると説明しています。

戦略的な助言
ここで得られた教訓は、パートナーシップの第2の重点項目である強力なESGの推進にも生かされました。ESGアドバイザリーやESG関連のサービスは、クライアントを中心に設計されています。「私たちはこれらのパートナーシップを通じて、クライアントが意欲的なESG戦略を実行するうえでの手助けや、お客さまのESGジャーニーに同行することを行います。大切なことは政策の設計であり、お客さまと共に一緒に汗を流しその実行計画をサポートすることです。そして、知見を共有し、お互いの経験や考え方を共有することです。」とジョランは説明します。

ESG投資の主流化
ESG、つまり気候投資やグリーンファイナンスの主流化には、アムンディが「エコシステム」として定義するものの開発が含まれます。これは、ファンドマネージャーが投資先企業の株主総会で議決権を行使する際、対象となるESG関連の問題が確実に議題になるようにすることを意味します。
最初の低炭素指数を発表した後、パリ協定の直前にアムンディは気候問題に熱心に取り組む民間企業を探していた国際連合(UN)からアプローチを受けました。「アムンディは気候リスクの統合を世界のすべての投資家に奨励すべく、国連環境計画とのパートナーシップを締結しました。このパートナーシップは、クライアントに対する受託者責任を果たしクライアントの目的を実現するだけでなく、アムンディの責任ある投資家としてのコミットメントを反映しています。より多くの人が私たちと行動を共にできれば、変化を促す上で影響力と効果はさらに高まります。ビジネス分野のエコシステムにおいて、他のアセットマネジャーや国際機関とのパートナーシップが極めて重要であるという理由がここにあります。」とジョランは述べています。
 

これらのパートナーシップを通じた学びによって、アムンディが企業とそのクライアントとのウイン・ウインの関係を創り出す優れた資産運用会社になることが可能になったとジョランは考えています。アムンディのパートナーシップに対する力強い信念は、多くのクライアントに貢献してきました。アムンディは、2018年に発表したESG3ヵ年アクションプランで示した「アクティブ運用の全オープンエンド型ファンドに対して2021年末までに100%ESG基準の導入」を完了し、「環境や社会へインパクトを与える投資」は目標の200億ユーロを大きく上回る320億ユーロに達したことを先に発表しました。


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文書作成日:2022年2月10日
文書番号:2180369